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心配していることのほとんどは起こらないと思っていた
まだ起こっていないことを心配する必要はない
とか
心配ごとの96%は起こらない
とか
取り越し苦労とか杞憂とか
まるで心配することが愚かなことであるかのように言われていたから
だけど地震も異常気象も戦争も
対岸の火事などではなく、どんどん身近なことになっている
戦国時代を生きた人たちは、どんなふうに考えていたのかしら
戦時中が人生のすべてだった人もたくさんいたはず
現に戦争の只中にある人々も日々報道されている
明日の我が身にならないと言えるの?
それなのに、心配事のほとんどは起こらない、と?
じゃあどうする?
地震を止めることはできないし
雨や風をコントロールすることも
飛んでくるミサイルを消すことも
事故や災害をどうにかすることも
なにひとつできないってことに気がついて愕然とする
できないことを心配するのは確かに無駄かも知れない
備えるくらいしかできないんだな、って
できないことを心配しても仕方ないね
できることだけすればいいか
人事を尽くして天命を待つ
そんな言葉もあったね
いまを生きるって
過去の後悔やら未来の不安とかいうものから
離れたところにいることを言うのかも知れない